*雨天決行*

傘を持って外に出よう by 山形みらい

史上初!全国高速道路のサぱ(SA・PA)みやげ本、本日発売!

いよいよ本日、Amazon先行で #サぱみやげ本 が発売します。

日本サぱ協会厳選! 一度は買いたい SA・PAの「五つ星みやげ」 (サンエイ新書)

prtimes.jp

この本の企画が浮上したのは2018年3月です。ちょうど私が、#じっぴ高速道路本東名・名神高速道路の不思議と謎/じっぴコンパクト新書)を執筆している最中でした。

ロム・インターナショナルの編集長さんから「高速道路初のお土産本を作りたい」というお話をいただいたのがきっかけです。編集長さんは、日本サぱ協会のことを随分色々と調べてくださっていて、ある日、新聞で「SA・PAお土産の最近の傾向」という私のインタビューが掲載されている記事を見て、高速道路のお土産事情にとても興味関心を持ったそうです。そこで、熱烈にオファーをいただき、昨年2018年秋ごろから、私はなんとなくお土産集めに着手しました。

 

半年間で食べたお土産は300種類。ページの都合上泣く泣くカットしたものもあり

とにかく、お土産集めが一番大変でした。全国800ヵ所以上のサぱがありますので、そこから無人のサぱを省いて約400~500ヵ所、これを路線別に分けてサぱを選出しました。その後サぱに赴き、数あるお土産のなかから「これぞ!」というものを選んで、実食するに至りました。

選んだお土産が必ずしも秀逸とは限らず、過去に食べた経験や、ある程度の目利きも必要なので、日本サぱ協会の支部長にはハードルの高いことをお願いしたと思います。しかし、それぞれが吟味して用意したお土産は秀逸で素晴らしいものだったと感じました。支部長の本気を見た気がします。

 

都市高速の扱いを丁寧に、西日本エリアの充実

この本を手掛けるにあたり、軸をいくつか用意しました。

ひとつは、全国の高速道路路線を満遍なくやりたい。二つ目は、都市高速を取り上げる。三つ目は、西日本エリアを充実させる

これらの気持ちがありました。書店で売られている「全国高速道路 SA・PA 〇〇」と名の付くものは、都市高速道路の扱いがページの一番最後だったり、都市高速道路PAの特徴や魅力がいまいち伝わらない部分があって、惜しいなぁと思うことがあります。また、関東圏を基準にしていることから、西日本エリアの情報が手薄になっている部分もあります。

日本サぱ協会では、都市高速道路と都市間高速道路、それぞれの持つPAは異なる性質であることを理解した上で、高速道路会社分け隔てなく、お土産本の中で丁寧に扱いたいと思いました。

 

高速道路で「秀逸なお土産を探す」新しいSA・PAの楽しみ方を、日本サぱ協会が提案します

サぱが目的地化しているという話を度々耳にしますが、実はまだ完全に目的地にはなっていないんです。そこで、サぱの目的地化を目指すべく、複合商業施設となっているサぱでは、地元のお客様を始め、わざわざサぱに立ち寄っていただくことを念頭に、子ども向けのイベントや、大きなお友達も楽しめるアニメの聖地巡礼など、様々なイベントを行って利用者を誘致しています。しかし、イベントを通じてどれだけの人がサぱで食事をしたり、何らかのお買い物をされるのでしょうか。

イベントをできるスペースがない小規模のPAは、不利な状態ではないかと私は考えてしまうことがあります。

日本サぱ協会では、利用者も高速道路運営側(特に小さなPAさんを応援したい気持ちがあり)、それぞれにメリットがある新しいサぱの楽しみ方を提案していきたいということで、今回発売するお土産本がまさに「それ」に該当するのです。

 

自分の中で「これだ!」と思う、秀逸なサぱみやげを探す

箱菓子のお土産はインパクトが大です。しかしよ~くご覧いただきたい、SAのお土産売り場を見渡すと、箱菓子の多さに驚きます。これはもう箱菓子のお土産が飽和状態です。どれも綺麗で購買意欲をそそられるようなパッケージなのですが、似たようなお土産が多く、マンネリ化も否めません。
また、「ここじゃなくてもこの先でも買えるよね」というお土産が一時は、高速道路会社も意識していたようで減っていたのですが、ここ最近、「ここでも買えるし、オンラインでも買えるんだね」というところが増え、いまいち高速道路だけでしか買えない「特別感」というのが薄れてきているのが現状です。

そこで、日本サぱ協会がまず最初に目を付けたのは、地元にある昔ながらのお菓子処が手掛けている、数百円で購入できる「自分用のお土産」にターゲットを合わせて考えてみることにしました。

 

地元に古くから根付いているお菓子処は地元の人に大人気!

決して派手ではない、地味なパッケージで、一口サイズ。職場で配るにはちょっと数が足りないかな、ご近所さんや友人に渡すにもパッケージが地味だよね。

実はそいういうお土産こそ、地元の人々に古くから愛されている美味しいものが多いのです。まずは自分用としてお試しに購入してみてください。「こんな美味しいお土産があったなんて!」と驚くに違いありません。

(続く)